政治と経済、自分の投資と日本の将来を考える。-お金の教養フェスティバルより その1-



政治と経済、自分の投資と日本の将来を考える。-お金の教養フェスティバルより その1-

2月20日(日)両国国技館。主催のお金の教養フェスティバル2011に参加してきました。私は参加は今年が初めてだったのですが、来場者で見ると今年は過去最高の2,000人規模で、お相撲のメッカ、両国国技館で行われました。何度と無く、パネラーの方たちファイナンシャルアカデミーも仰ってましたが、このタイミングで国技館でお金の話。皮肉な感じです。。。(苦笑)

私は両国も初めてなのですが、降りたら駅の文字まで相撲文字で相撲の町なんですね。。。さて、内容ですが、プログラムは午後からの開催で、5人のパネラー(最後は対談形式)で構成された時間割で進行。夕方6時前までと長丁場でした。若干、お尻が痛くなるほどの長時間でした。

【登場パネラーの方々】
竹中平蔵氏 (元経済財政政策担当大臣)
橋本顕愛氏(ファイナンシャルアカデミー)
カン・チュンド氏 (晋陽FPオフィス代表)
古田敦也氏&泉正人氏(対談)(元プロ野球選手&ファイナンシャルアカデミー代表)

と早々たるメンバーでした。

今日は、竹中氏の話のエッセンスを少々。

冒頭の一説。
金融でお金を稼ぐことは汗水たらしてお金を稼ぐのと同じく、"脳が汗をかき"稼ぐこと。GDPのうち金融関係(株や金利)の割合は日本は圧倒的に低い。もっと我々日本人は"脳に汗"する必要がある。

2011年の世界経済は、リーマンショック以後、下げ止まり感があり意外と楽観視されているが、海外進出を目指す日本企業の世界情勢への対応が顕著。新日鉄住友金属の合併は、原材料の高騰への対応。一方で日本の政策(民主党)の問題点を指摘。マニュフェストの破綻、うまくいかなかった政権交代、需給のバランスを考えた経済改革がなされてない。デフレの解消をそのままに、税と社会保障の引き上げ"だけ"をやっても、経済の状況は変わらない。改革の間違えに気付くべき。消費税率"だけ"を引き上げても、経済は良くならない。経済と財政の改革をマクロな視点で行いデフレ解消に向けた根本的改革を行うべき。

今年の日本はどうなるかということで最後締めくくっていたが、海外進出を果たす企業が成功し、株価を上げ内需拡大へはつながりにくいことから株価は上昇するが国内経済は大きな回復はしないのでは。

大きな経済の流れとして、大いに参考になる話だったと思います。

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